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電子体温計用サーミスタとウェアラブル用センサ

製品の課題

電子体温計は広く一般に使用されていますが、市場に出始めたころは非常に高価だったため、あまり普及しませんでした。
使用している電子部品の価格が高かっただけではなく、電子体温計に適した小型サーミスタの量産の難しさや、体温計個々におこなう温度調整作業が必要だったため、買いやすい価格にすることが難しいものでした。

課題解決への取組み

SEMITECは業界で初めて、小型サーミスタ「ETシリーズ」の大量生産を実現、高精度温度分類をおこない提供することで、体温計としての温度校正を不要にして大幅なコストダウンに貢献しました。
便利で買いやすくなった電子体温計は一気に普及し、一時は世界中の電子体温計、婦人用電子体温計の約8割にETサーミスタが採用されました。
現在、更なる進化を遂げたET-3Hシリーズが数多く採用されています。

さらに電子体温計の進化のニーズに応えるべく、独自の薄膜技術を用いた小型サーミスタ「FT-ZMシリーズ」を開発致しました。
従来のものと比較して70%アップの応答性を実現、高速タイプなどの高性能電子体温計に採用されています。
また電子体温計用サーミスタで培った温度計測技術とMEMS技術を駆使して、非接触温度センサのサーモパイルを耳式体温計用に開発、コロナ禍における重要機器として額体温計にも数多く採用されています。
病気の予防や日常の健康管理、熱中症対策や見守り等、ウェアラブルセンサのニーズが高まってきている中、SEMITECのウェアラブルセンサで健康社会に貢献していきます。

当社評価による

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